中古マンション購入を検討している方は、マンションの寿命について不安があるのではないでしょうか。
せっかくマンションを購入するのであれば、長く住み続けたいですよね。
購入前にはマンションについての情報をよく確認して、後悔がないようにしましょう。
本記事ではマンションの寿命、築30年以上のマンションを購入する際の注意点を紹介します。
□マンションはいつまで住める?
マンションを安く手に入れても、寿命が短ければ損をしてしまいます。
長く住み続けられるように、購入前にマンションの寿命を確認するようにしましょう。
一般的な木造住宅は、築20年で資産価値が消滅するといわれています。
一方で、鉄筋コンクリート造であるマンションの寿命は100年といわれています。
さらに、メンテナンス状況が良いと最長で117年まで住めるとされています。
寿命はメンテナンス状況に大きく左右されますが、少なくとも50年を切ることはないでしょう。
あくまでも鉄筋コンクリート造でできたマンションであるため、設備や立地などの要因から寿命を迎える前に建て直す場合もあります。
□築30年以上のマンションで後悔しないために
築30年以上のマンションを選ぶ際に後悔しないようにするために、次のポイントに気を付けましょう。
*1960年から1970年代に建築されたマンションに注意
この年代のマンションの中には、当初の修繕計画が作成されていないことから長期間に渡って修繕が行われなかった可能性があります。
全てのマンションが該当するわけではないため、気に入ったマンションが見つかったら長期修繕計画を確認しましょう。
*修繕積立金の積み立て状況を確認する
修繕積立金とは、マンションの大規模な修繕のために毎月徴収されるものです。
新築であっても中古であっても、マンション購入費とは別で徴収されることになります。
この積立金が不足していると、必要なタイミングで工事ができなかったり、追加徴収されたりすることもあります。
長期修繕計画にどのくらい積立金が必要なのか記載されていることが多いため、事前に確認しておくと安心です。
*空室状況を確認する
マンションの空室状況を確認することで、修繕積立金の徴収割合を知る目安にもなります。
例えば、空室率が高いと計画通りに積立金が集まっていない可能性があるでしょう。
□まとめ
鉄筋コンクリート造であるマンションの寿命は、一般的に100年程度とされています。
築30年以上の中古マンションを購入するのであれば、修繕積立金の積み立て状況を確認することが大切です。
マンションの空室率も目安となるでしょう。
また、1960年から1970年代に建築された建物を検討する際には長期修繕計画を確認しましょう。