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  3. 2021年6月29日

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今回は中古マンションの寿命について紹介します。
松本市で中古マンションの購入をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

□マンションの寿命とは?

結論から言うとマンションの寿命は税法上で47年と定められています。
しかし、マンションの寿命は一概に何年とは言い切れません。
日本では戦後から鉄筋コンクリート構造が普及しました。
この構造の建物は、主に鉄筋とコンクリートによって構成されており、コンクリートの寿命は100年以上とも言われています。

その一方で、今まで取り壊しや建て替えになっているマンションのほとんどは50年も経たないうちに役目を終えています。
これらの原因は、配管の劣化が考えられます。
高度成長期に設立されたマンションは配管交換を想定されずに作られていたため、配管が故障したら建て替える必要がありました。

しかし、現在建てられているマンションは配管交換を想定した設計で建てられているため、このような問題は起きづらくなっています。
これらを踏まえると、一概にマンションの寿命は決められないと言えます。

□寿命を超えたマンションはどうなるのか知っておこう!

ここまではマンションの寿命について紹介しました。
寿命について理解は深まったことでしょう。
ここでは寿命を迎えたマンションがどうなるのかについて紹介します。

*居住者負担で建て替える

寿命を迎えた中古マンションは建て替えることも一つです。
ただ、これは居住者の負担となるため、あまり現実的ではありません。
これらの理由は、建て替えにはマンション所有者の5分の4以上の賛成が必要になる上に、費用が数千万円という単位に及んでしまうためです。

新築の時から長年の間住み続けてきた住民の中には、すでに定年を迎えている方も多いです。
そのため、これから何千万円ものローンを組むことは難しいのが現実です。

*解体した上で土地を売却

解体して売却する選択肢もあります。
この場合の利益は引っ越し後に受け取りますが、解体費用が高額になるためあまり利益は得られないでしょう。

*ディベロッパーなどに売却

建物をディベロッパーに売却して売却利益を受け取る方法もあります。
そもそもディベロッパーとは、マンションやビル、ときには街全体の不動産を開発する専門業者のことを指します。
この場合、売却費用から建物の解体費用が差し引かれるためあまり利益が残らないケースもあります。

□まとめ

今回は中古マンションの寿命について紹介しました。
松本市にお住まいで中古マンションの購入を検討中の方はぜひ一度当社にご相談ください。

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