人生で住宅を購入する経験は、多くの方は1回しかないと思います。
経験がないため、物件探しや契約時に問題に気付けず、後からトラブルが発生することがあります。
トラブルなく、スムーズに購入手続きを行いたいですよね。
今回は、松本市で中古住宅の購入を検討している方に、契約する際の注意点について解説します。
□契約前の注意点
まず、契約を行う前の物件探しで失敗しないようにしましょう。
中古住宅の物件探しは、なるべく多くの物件を確認することが大切です。
入居予定日ギリギリまで物件見学を行わないと、数件の物件しか確認できないまま契約を決めることになるかもしれません。
また、物件を現地で確認せずに契約を決めてしまう方もいます。
物件を実際に自分の目で確認しなかった方は、後から物件と合わなくて不満を感じる方が多いです。
そのため、物件探しは必ず現地に行き、自分の目でチェックするのが良いでしょう。
□契約時の注意点
中古住宅を購入後に、リフォーム工事で穴をあけてみたら表面的にはわからなかった雨漏りやシロアリ被害の欠陥を発見することがあります。
前の住人が起こした不具合にも関わらず、自分が修繕費を払うことになったら困りますよね。
そのため、売買契約締結時に必ず確認しておきたいことが2つあります。
1つ目は、不具合が発生した場合に責任を負うのは誰か確認することです。
前の住人もわざと不具合を起こしている訳ではなく、住宅を売る際に気付いていないことの方が多いでしょう。
そのため、多くの場合、売主は雨漏りやシロアリ被害のみ修復義務の責任を負います。
しかし、「契約不適合を免責する」と特約があり、売主の責任にならないこともあります。
このように責任を負う範囲は契約内容によって変わるため、必ず確認しておきましょう。
2つ目は、補修費用を誰が払うのかということです。
責任の所在がわかっても修繕費を負担してもらえないと、結局自分が負担することになりますよね。
責任を負う人がどれくらい修繕費を支払うのかも必ず確認しておきましょう。
また、売主の責任範囲を超えて修繕費用が保証される保険もあるため、調べてみても良いかもしれません。
□まとめ
今回は、中古住宅の購入を検討している方に、契約時の注意点を解説しました。
契約をする際には、物件の状態や契約内容について必ずしっかりと確認しておきましょう。
言っていたことと契約内容が異なるというトラブルもよくあるため、書面にしたり、打ち合わせを録音したりするのも良いかもしれません。