「頭金はどのくらい準備したら良いのか。」
「頭金と住宅ローンの比率はどのくらいが良いのか。」
このような疑問をお持ちの方がいらっしゃると思います。
頭金の額は、今後の生活にも関わってくるため重要です。
今回は、松本市で中古住宅を購入したい方に、頭金がどのくらい必要か解説します。
□頭金について
頭金は土地や建物の購入の際に、支払う金額のうちの住宅ローンを利用せずに支払うお金のことです。
多くの住宅ローンの金利は0.5パーセントほどですが、20年から35年ほどかけてほとんどの方はローンを返済します。
購入金額以外にかかるお金は少しでも減らしたいと考えていらっしゃると思います。
しかし、返済にかかる年数が多いほど利子が増えるため、最終的に支払う金額が増加します。
つまり、頭金が多ければ多いほど、最終的に支払う金額を減らせるということです。
しかし、頭金は自分の現在の貯金額から支払うため、払い過ぎてしまうと生活で使うお金が足りなくなってしまうかもしれません。
そのようなことがないように、頭金として納める額はどのくらいが良いのか知っておく方が良いでしょう。
□頭金の計算方法とは
一般的に、住宅価格の約1割から2割を頭金として納めるのが良いでしょう。
例えば、3000万円の物件を購入する場合は300万から600万円になります。
しかし、割合で頭金を計算するのは不安だという方もいらっしゃると思います。
頭金を具体的に計算したいという方のために、頭金にするべき金額の計算方法を説明します。
まず、自分が現在持っている現金と貯金から引き出せる額を確認しましょう。
そこから、病気や休職といった問題が発生した時に必要だと考えられる生活予備費を引いてください。
生活予備費の目安は、会社員の方は生活費の3ヶ月から6ヶ月分を用意しておくと良いでしょう。
さらに、学費や車の買い替えといった将来必要だと考えられる備蓄額を引きます。
最後に、住宅購入の際にかかる税金や手数料を引きましょう。
残っている金額が頭金として納められる金額です。
生活予備費や備蓄額をいくらにするかは家族と相談して決めると、後でお金が足りないという事態を防げるでしょう。
□まとめ
今回は、中古住宅を購入したい方に、頭金がどのくらい必要か解説しました。
頭金は将来のことや住宅ローンの審査に通るか考えて、金額を決定することをおすすめします。
将来のことを見越した、無理のない返済プランを立てることが大切です。