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  3. 2018年8月2日

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■はじめに

不動産売却時に、売却者に利益が生まれたら、税金(所得税・住民税)を支払わなければなりません。
「どれくらい支払わなければならないのだろう?」と気になる方のために、不動産売却時に納める税金についてご紹介いたします。

■不動産売却時の所得の計算方法とは

譲渡所得の計算方法は、国税庁が紹介している次の計算方法を参考にしてください。

「収入金額−(取得費+譲渡費用)−特別控除額=課税譲渡所得金額」

・収入金額:不動産売却による利益
・特別控除額:不動産譲渡時に、一定の条件下で課税対象から差し引かれる金額

課税譲渡所得が算出できた後は、所得税と住民税の税率をかけ、最終的な税額を求めます。

■譲渡所得の税率

先ほどご紹介した、譲渡所得(課税譲渡所得金額)にはどれくらいの税金がかかるのでしょうか。
譲渡所得の税率は、以下の通りです。

所得税:15%
住民税:5%
(不動産売却時の税率は固定)

この税率が、課税譲渡所得金額にかけられます。

また、平成25年から平成49年までの間、「復興特別所得税」という税金が復興財源の確保のために設定されています。
復興特別所得税額は、「基準所得税額(課税譲渡所得金額×所得税率〔15%〕)×2.1%」で計算されます。

■所有5年未満の不動産売却は税率が上がる?

不動産の税率は基本的に合計20%で固定されているのですが、実は例外的に、不動産の所有期間が5年未満で売却した場合には、所得税30%・ 住民税9%にまで増加してしまうので注意しましょう。

■おわりに

不動産売却は税金に関わることが多いため、しっかりと情報収集してください。

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