家や土地など不動産の購入は、人生で最も大きな買い物と言われ、
下調べや不動産業者との話し合いが大変ですよね。
しかし、不動産の購入よりもさらに難しいのが、不動産の売却だと言われています。
購入時は自分で色々調べられた方でも、売却時は業者さんに任せきり、
という方が多くおられるようです。
なので、今回は不動産の売却時に知っておきたい、「業者選び」についてお話しします。
業者選びというのは、買取による場合は不動産会社に、仲介による場合はそれプラス仲介業を営む不動産仲介会社に売却依頼するものになります。会社選びは、買取による場合には直接売却価格を決定しますので重要なのですが、仲介による場合にも、選ぶ会社によって売却までの期間や売却価格が変わってくるので、重要なのです。
それでは、不動産会社を選ぶ際の注意点ですが、まずは大手会社を信用しすぎないということです。大手というのは規模が大きいため顧客も多く、すぐに買い主が見つかりそうな気がしますが、実はそうではありません。大手会社の中には「囲い込み」という手法を使っているところがあるのです。
「囲い込み」とは、売り主と買い主の両者から手数料を受け取るために、他の仲介業者からの買い要求を拒否する行為です。仲介業者とのい契約ですと、そこで仲介手数料が発生いしないため、個人の買い主以外とは契約を結ばないようにするのです。これにより売り主側は、売りに出した物件の売却が遅れるため、これを避けるようにしなければいけません。
実際に担当会社が「囲い込み」をしているかは分かりませんので、売却活動の際には、営業活動の内容や問い合わせがあったかどうかについて、担当者と話し合いをするのがいいですね。
いかがでしたでしょうか。
不動産売買の際には、その仲介となる業者の役割が重要になってきます。
不動産の売却は人生に一度あるかないかの大きな決断ですので、
余裕をもって正しい判断を行えるようにしたいですね。
2017年03月11日(土)