家を買うとき、土地や建物の他にもかかる費用がいくつかあります。
ローンを組むからと現金がそれほどなくても大丈夫だと安心していては、それ以外にかかる思わぬ費用に驚くでしょう。
今回は、住宅を購入するときに必要な諸費用についてお伝えします。
まず1つ目は税金です。
土地や建物を取得したら払わなければならない不動産取得税、売買契約書に貼らなければならない印紙税、毎年支払っていく必要がある固定資産税などがあります。
2つ目はローンです。
ローンを組む際にはローン保証料やローン手数料がかかってきます。
また、ローンを組むときに火災保険や地震保険への加入をする場合は保険料がかかります。
ちなみに、物件の全額を借りて購入することもできますがその分ローンの借入額が増えるため、できるならば頭金として物件価格の何割かを購入時に払っておくと良いでしょう。
したがってその頭金も必要になります。
3つ目は仲介手数料です。
不動産業者を仲介して購入した場合、仲介手数料を払わなければなりません。
物件価格×3.24%+6.48万円が上限として決められています。
ここで注意しておきたいのが、物件価格です。
物件価格は基本的に税込価格です。土地に消費税はかかりませんが、建物には消費税がかかっています。
そして仲介手数料にも消費税がかかるため、物件価格は税抜きで計算する必要があるのです。
したがって物件価格が税込価格になっているかを確認しておきましょう。
4つ目は引っ越し費用です。
引っ越し費用は荷物を新居に移動させるために業者に依頼する場合にかかる費用の他、
例えば家具や家電を買い替えるための費用や、仮住まいの家を引き払う費用などがかかります。
いかがでしたか?
土地や建物自体はローンを組めるためまとまったお金がなくても家は買えます。
しかしそれに伴ってかかる諸費用は現金で用意しておかなければなりません。
家の購入をお考えなら、上記のような諸費用がいくらかかるのかを必ず確認しておきましょう。
2016年09月06日(火)
住宅の購入にかかる諸費用について
カテゴリー : コラム