家や土地など不動産の購入は、人生で最も大きな買い物と言われ、
下調べや不動産業者との話し合いが大変ですよね。
しかし、不動産の購入よりもさらに難しいのが、不動産の売却だと言われています。
購入時は自分で色々調べられた方でも、売却時は業者さんに任せきり、
という方が多くおられるようです。
なので、今回は不動産の売却時にかかる、「諸経費」についてお話しします。
・仲介業者への仲介手数料
まずは、仲介手数料です。物件の売却を仲介会社に依頼した場合、仲介手数料がかかります。一般には、物件の売買が成立した後に支払うのですが、仲介会社との契約時に仲介料が決められていると思いますので、その際確認しておきましょう。また、この仲介料には上限が定められていますが下限は定められていません。ですので、仲介会社との契約の前に値下げ交渉を行うことで、上手く仲介料を削減したいところですね。
・銀行借入の一括繰り上げ返済手数料
次に、銀行のローン残高を一括で返済する際の手数料です。物件購入時に銀行から借り入れを行い、売却時に一括返済をする際には、繰り上げ返済になりますので手数料がかかります。ローンタイプやローン残高によって、一括返済した方が得かどうか変わってきますので、物件を売却する際には、一度借り入れ状況について調べてみるのがいいですね。
・不動産売却に関わる税金
最後に、不動産の売却時にかかる各種税金です。
一つ目は、売買契約書に対する印紙税です。記載された金額によって、かかる税額は変わってくるのですが、売り主の場合には原本を所持せずコピーだけをもらうこともできますので、必要ない方は削減しましょう。
二つ目は、抵当権抹消に関わる税金です。これは何かと申しますと、ローン借入の際の担保が、その対象物件にかかっている場合には、抵当権というものが設定されるのですが、物件売却の際、その設定を外すという意味で税金がかかります。
三つ目が、譲渡所得税です。売却価格によって得られた利益が、購入の際に買った合計費用を上回る際には、その所得に対する税金もかかりますので、こちらも注意しておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
不動産売買の際には、諸経費によって思わぬ費用がかかりますので注意する必要があります。
不動産の売却は人生に一度あるかないかの大きな決断ですので、
余裕をもって正しい判断を行えるようにしたいですね。
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2017年03月05日(日)